富裕層やエグゼクティブが「オーダースーツ」を着る理由とは?

富裕層やエグゼクティブが「オーダースーツ」を着る理由とは?

現代において、スーツはビジネスマンの制服と言っても差し支えないだろう。スーツを持っていないというビジネスマンに出逢うことはほぼない。しかし、多くの人が、スーツは買うものと思っているのではないだろうか。その一方で、富裕層やエグゼクティブは、オーダースーツを身にまとっている。彼らはなぜオーダースーツを着ているのだろうか。

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(画像=Pressmaster/Shutterstock)

オーダースーツを着るメリット

なぜ富裕層やエグゼクティブのスーツがオーダーなのか。彼らは日々、色々な人と会って大きなビジネスを動かしている。なかには見た目で相手を評価する人もいるかもしれないし、第一印象を良くすることは非常に重要だ。では、オーダースーツを着ていると、どのようなメリットがあるのだろうか。

1つ目は、本人の身体にぴったりとフィットする点だ。スーツの着こなしを決める最大のポイントは、「サイズ感」であることは、知っている人も多いかもしれない。しかし、サイズ感といっても、具体的にどの部分が大事か、というのは、知らない人も多いだろう。

スーツのサイズ感を決めるポイントは、主に「肩幅」「袖丈」「身幅」「ウエスト」「裾丈」「裾幅」の6つに集約される。一般的に、既製品のスーツは、サイズこそ数十サイズあれど、大抵標準的な体型にフィットするように作られている。また、お直しに出したとしても「ウエスト」「裾丈」は直してくれることもあるが、それ以外は直すことは困難、また、仮に直したとしても、全体のバランスが崩れてしまったり、思いのほか高額の出費になってしまったりすることもある。

しかし、オーダースーツは、そういった個人の体型に合わせて、最初から設計するように作られているため、着たときにぴったりと来るようになるのがメリットだ。オーダースーツは個人の体型に合わせるため、体型が良くない場合はバランスが悪いという人もいるが、ちゃんとしたテーラーで作ると、そういった体型の良し悪しも含めて、スーツを着たときにぴったりはまるように作ってくれるものだ。

もう1つは、個人のスタイルを印象付けることが出来る点だろう。オーダースーツはサイズと生地だけではなく、ポケットの位置、ラペルの幅、裏地、袖のボタンなど、様々なところに拘りを入れることができる。最初は慣れないかもしれないが、こういった拘りを持つと、スーツを着た際に、どこか自分らしさが出て、堂々と振舞えることができるだろう。

富裕層やエグゼクティブが着る「最高級のオーダースーツ」

オーダースーツといっても、ピンからキリまで存在する。富裕層やエグゼクティブが着る「最高級のオーダースーツ」から紹介したい。

まずは、ナポリの最高級スーツである「Kiton」から紹介したい。ナポリは、もともと、スーツやジャケットのファクトリーが多く存在する街で、そこに1969年に生まれたのがKitonだ。Kitonはナポリでも最高級の仕立屋とされており、1つ1つの工程に、熟練の職人が携わり、手作業でスーツを作っていることで知られている。1着のジャケットは150もの工程で、丸一日かけて作られている。日本にも年2回、専門のフィッターとサルト(職人)が来日し、自分だけの1着が作れるオーダー会を実施している。

もう1つ、日本のテーラーとして「壱番館洋品店」を紹介しよう。壱番館洋品店は、1930年から続く、銀座の老舗のテーラーだ。有名政治家などもここでスーツをオーダーしているそうだ。フィッターが2人がかりで採寸をし、数字には表れない体型のバランスなどを考慮し、スーツを仕立てている。こちらは一年中オーダーすることができる。値段は30万円からと決して安くはないが、それに見合うだけの価値はあるだろう。

5万円から始めるオーダースーツとは

上記で上げたブランドは、やはり庶民には手は出しづらいだろう。しかし、5万円から本格的なスーツを仕立てることができるテーラーも存在する。それが「麻布テーラー」だ。

麻布テーラーは、スーツはフィッターが、お客様のサイズを測り、意見を聞きながら洋服をしたてる、という基本のコンセプトはそのままに、1着37000円からスーツをオーダーすることができる。選べる記事は約3000種類と国内髄一で、常に新しい提案をしてくれるのも特徴だ。通常のスーツも、2~3万円するのが一般的な今、この価格でオーダーができるのであれば、トライしてみる価値はあるのではないだろうか。

紳士のたしなみ? オーダースーツの魅力

仕立てたスーツのことを、イギリスでは「ビスポーク」と呼ぶ。これは「be spoke」、つまり、「よく話をする」というところから来ていると言われている。フィッターとよく話をし、自分ならではの1着に、ぜひチャレンジしてみてほしい。(ZUU online 編集部)


Source: 株式投資
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