本邦新年度入り、東アジア情勢の緊迫緩和を受けてリスク回避の円買いの巻き戻しで107円を窺う展開か

本邦新年度入り、東アジア情勢の緊迫緩和を受けてリスク回避の円買いの巻き戻しで107円を窺う展開か

金曜日の海外時間には、イースター休暇で薄商いの中、ドル円相場は小動きが続きました。

今後の見通し

FXプライム,高野やすのり,市況解説
(画像=PIXTA)

今日は、イースター・マンデーの休日で、金曜日よりはやや少ないものの、海外の主要市場はNY市場を除いて休場です。したがって、何か大きなニュースがない限りは小動きが予想されます。

週末からの報道で、北朝鮮が東京オリンピックに参加を表明したり、米韓合同軍事演習は開始されたものの、期間や規模が縮小されるなど、東アジア情勢の緊迫度が下がっていると見られています。リスク回避の円買いが巻き戻される動きで、円買いが強まりにくい状況が続くと考えられます。

ドル円105.30円のロングを維持

先週作ったドル円の105.30円台でのドル買い円売りポジションを継続します。引き続き106円割れに損切り(利食い)ラインを設定しながら、107円台を狙います。

金曜日の海外時間からの流れ

金曜日の海外市場は、イースター休暇でアメリカ以外の主要市場が全て休場(アメリカも債券、株式休場)となる中、ドル円は106.20円を中心とした小動きとなりました。一方ユーロドルは薄商いの中欧州時間に1.2330台に上昇したあと、NY時間には1.2310付近まで下落する場面もありましたが、1.2320付近を中心としたもみ合いとなりました。

週明け東京時間早朝からはやや円売りが優勢となっています。

今日の予定

今日の海外時間には米・3月ISM製造業景況指数、米・2月建設支出の発表が予定されています。また欧州の主要市場はすべてイースター・マンデーで休場です。

(提供:FXプライムbyGMO)

高野やすのり
慶應義塾大学卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)などでインターバンクディーラー業務等に従事。現、(株)FXプライムbyGMOお客様コンサルタント。Twitterでも情報発信中 高野やすのり@takano_fxp


Source: 株式投資
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