【羊飼いのFX突撃取材】米ドル/円の上値を積極的に買う動きは考えづらい

【羊飼いのFX突撃取材】米ドル/円の上値を積極的に買う動きは考えづらい

2018年4月3日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週はイースター休暇前のポジション調整で、米ドル/円はショートカバーによる反発が強まった。月末のリバランスが米ドル買いだったことや、米朝の緊張緩和も背景に、予想以上に強いショートカバーとなった。

また、トランプ米大統領の中国に対する貿易制裁措置は、お互い水面下では了承済みとの憶測もあり、米ドル売りの材料としてはインパクトが弱まっている。

日米の通商政策に関しても、中間選挙までは不透明な状況が続くことが予想され、米ドル/円の上値を積極的に買う動きは考えづらい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、レンジながらも少しずつ円高が進む状況を想定している。

クロス円の中では、特にユーロ/円に注目。経済指標が絶好調だった欧州だが、22日(木)に発表された景気指数のPMIから陰りが見え始めた。欧州景気に先行き不透明感が出てくると、金利正常化もスムーズに進まなくなり、今のユーロ高を維持することが難しくなってくるだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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