【羊飼いのFX突撃取材】米雇用統計までは、105.50~107.50円のレンジを想定している
【羊飼いのFX突撃取材】米雇用統計までは、105.50~107.50円のレンジを想定している
2018年4月4日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
2日(月)に大きく崩れたナスダック総合株価指数は、昨日3日(火)に反発した。ナスダックは、ハイテク株の比率が高く、フェイスブック、アマゾン、テスラ、インテルなどの株価が軒並み軟調であることから、依然上値が重く、節目の7000ドルを回復できずにいる。昨日3日(火)の反発は、トランプ米大統領がツイッターで発言したアマゾンに対する罰則的な措置について、ホワイトハウスが否定したことがきっかけとなり、アマゾンが3%以上暴騰したことが影響している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は、3月26日(月)にダマシのブレイクがあり104円台まで下落する場面もあったが、2月16日から約1カ月半、レンジ状態が続いている。特に104~105円台のサポートが堅く、今週は6日(金)の米雇用統計までは、105.50~107.50円のレンジを想定している。
ナスダックが下げ止まるようであれば、米ドル/円の下落も難しいが、ナスダックが続落した際は、米ドル/円に下落圧力がかかる。ナスダックの動向に注意しながら、米ドル/円の戻りの局面では、丁寧に売りを狙っていきたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資