【羊飼いのFX突撃取材】注目材料としては米雇用統計とパウエルFRB議長の発言

【羊飼いのFX突撃取材】注目材料としては米雇用統計とパウエルFRB議長の発言

2018年4月4日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

イースター休暇を終え、主要なプレイヤーがマーケットに戻り、ここから新年度相場が始まるという局面だ。米ドル/円相場に関しては、米中の貿易戦争が足かせとなる一方、新年度で本邦機関投資家の買い意欲がある状況。現在の注目材料としては、今週6日(金)の米雇用統計とパウエルFRB議長の発言だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

6日(金)の2つの注目材料のうち、まずは米雇用統計に関して。現在、米国は完全雇用のため、雇用者数の変化に対する反応は薄いだろう。よってインフレ系指標である平均時給に注目が集まる。平均時給が上振れした場合、米ドル/円上昇とも考えられるが、2月の雇用統計の際、上振れしたことでNYダウが下落し、リスクオフでドルが下落した。そのネガティブイメージは、まだ残っている。そして、下振れした場合は、利上げペースの鈍化となり、素直にドルが売られるだろう。

次にパウエルFRB議長の発言に関してだが、いままで、パウエル氏が発言すると株が下がるパターンが多く、投機筋に揚げ足を取られがちだった。そのため、今回もダウンサイドリスクを考慮している。2つのイベントへの反応を考えると、いずれもダウンサイドが濃厚。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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