【羊飼いのFX突撃取材】当面は米ドル/円も日経平均も調整が続くだろう

【羊飼いのFX突撃取材】当面は米ドル/円も日経平均も調整が続くだろう

2018年4月6日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日5日(木)の欧米市場では、米ドル/円が一時107.49円付近まで反発上昇した。日経平均のセンチメントが改善し、3月23日(金)に50.3%まで上昇していた空売り比率が、昨日5日(木)に38.4%まで低下したことが要因となったようだ。

米中貿易摩擦については、米国による対中国の関税措置に対し、中国が報復関税を発表した。しかし、こちらはマーケットの想定内の対応だったことから、一旦リスクオフの巻き戻しで調整局面入りしている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米中貿易摩擦に関する大きな話題が出ない限り、当面は米ドル/円も日経平均も調整が続くだろう。

米ドル/円の戻りめどは、2017年11月6日の高値114.73円から、2018年3月26日(月)の安値104.56円の下落の38.2%戻しにあたる、108.44円付近。

短期戦略は、106~108円のレンジ内でのデイトレがメインとなるが、108円台では中期的なショートポジションを積み上げていきたい。 4月のもみ合いが終われば、5月はセル・イン・メイ(株は5月に売れ、という米国株式市場の格言)で下落する可能性もある。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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