LDNFIX=米株の反発を支えにクロス円が堅調
LDNFIX=米株の反発を支えにクロス円が堅調
NY午前の為替市場は、クロス円が堅調に推移した。米高官の発言で米中間の通商摩擦への懸念が後退し、米株が反発したことを受けてクロス円の買いが優勢となった。ダウ平均は先週末比300ドル高付近まで強含んだ。週末にムニューシン米財務相が「貿易戦争になるとは予想していない」と発言し、本日はクドロー国家経済会議(NEC)委員長が「米国が中国に関税を課すかどうかは分からない、交渉により話し合いがつくかもしれない」と述べた。
ユーロ円は132.00円、ポンド円が151.50円、スイスフラン(CHF)円は111.95円まで上値を伸ばした。豪ドル円は82.40円付近まで回復し、NZドル円が78円前半で強含んだ。一方で、ドル円は107円割れでは下げ渋るも、107.05円付近で小幅な値動きにとどまった。
クロス円の買いに支えられ、欧州通貨は対ドルでも強含み。ユーロドルは1.2330ドル、ポンドドルが1.4164ドル、ドルCHFは1.2714CHFまでの欧州通貨高・ドル安に傾いた。しかしながら、米10年債利回りが2.80%台に上昇したことでドル買い戻しもみられ、欧州通貨は次第に伸び悩んだ。
加ドルは堅調推移。ドル/加ドルが1.28加ドル付近から1.2714加ドルまで加ドルが買われ、加ドル円は83円後半から84.20円まで上値を伸ばした。再交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)だが、今週の締結は見遅れられたものの、5月には決着との見込みが高まっている。また、カナダ中銀の経済見通しが良かったこと、NY原油先物が63ドル台で底堅かったことも加ドル買いを後押しした。
ロンドン午前に対ドルで軟調だったオセアニア通貨だが、クロス円の買いや、加ドルの上昇に連れ高となった。豪ドル/ドルは0.76ドル後半を回復し、NZドル/ドルが0.7311ドルまで上値を伸ばした。
Source: zai fx news
Source: 株式投資