【羊飼いのFX突撃取材】米消費者物価指数に注目が集まる
【羊飼いのFX突撃取材】米消費者物価指数に注目が集まる
2018年4月11日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
大局的にみると、現在のマーケットのテーマが米中貿易戦争であることは間違いない。そのため、引き続き、米中の要人発言などには注視していきたい。しかしながら、足元では、米中の対話が出て来たため、現在は新材料を探している状況だ。
そんな中、本日11日(水)夜に発表される米消費者物価指数に注目が集まる。先週末6日(金)に発表された米雇用統計では、インフレ系指標である平均時給に敏感に反応したため、同じくインフレ系指標である米消費者物価指数にも注目が集まるのは必然。結果が市場予想を上回った場合、利上げペースが加速し期待度が上がる。ただ、上振れの注意点として、米金利上昇に伴うダウ急落でのリスクオフ。これも同時に考慮しておく必要があるだろう。この辺りは神経質になりそうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
現在は、米ドル/円のチャートをみても、トレンドの判断は難しく、どちらとはいいづらい状況。そのため、日足のチャートでみた2月21日(水)の高値である107.90円をレジスタンス、4月2日(月)の安値である105.65円をサポートとみて、レンジ相場と割り切っていくのが賢明。その中で明確なトレンドが出たところではついて行きたい。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資