ドル・円は主に107円台前半で推移か、地政学的リスクへの警戒感低下でドル買い継続の可能性

ドル・円は主に107円台前半で推移か、地政学的リスクへの警戒感低下でドル買い継続の可能性

 12日のドル・円相場は、東京市場では106円70銭から106円97銭まで反発。欧米市場でドルは一時107円43銭まで上昇し、107円35銭で取引を終えた。
 本日13日のドル・円は、主に107円台前半で推移か。シリア情勢をめぐる地政学的リスクへの懸念後退を背景に為替はドル高・円安に振れている。日経平均株価の動きをながめ、107円台前半から半ばの水準で堅調に推移すると予想される。

 シリアでの化学兵器の使用疑惑をめぐり米国による対応が注目される中、サンダース米大統領報道官は12日、トランプ米大統領が最終的な決断を下さなかったと発表。トランプ米大統領は同日に投稿したツイッターでも、シリア攻撃の時期についても明確にしていなかった。市場では米国がロシアとの軍事衝突への発展を回避するために慎重に対応策を検討していると受け止められ、投資家心理が改善。このため、米株式市場が上昇したほか、米長期金利も上昇したことから、ドルの買い戻しが活発化している。
 なお、トランプ大統領は、ライトハイザー米国通商代表、クドロー国家経済会議(NEC)委員長に、TPP(環太平洋経済連携協定)の再考を検討するよう命じたことはドル買い材料になるとの声が聞かれている。
Source: zai fx news


Source: 株式投資