生産性向上は質の高い睡眠で実現できる
生産性向上は質の高い睡眠で実現できる
近年、働き方改革が叫ばれているように、長時間労働のような労働集約型の仕事を改めて、真なる生産性向上の実現に向けた対策が求められています。
生産性向上には目標設定やPDCAを回すなど、さまざまな方法が存在します。どれも有効ではありますが、生産性向上には自分自身が心身ともに健康な状態であることが必須条件です。
日々の睡眠不足が重なり「睡眠負債」を貯めている人は集中力が低下してしまい仕事上での成果は望めません。それどころか、慢性的な睡眠不足は、うつ病などの精神的疾患や、癌や糖尿病、心臓病など多くの生活習慣病と関連していて、死にもつがる可能性があります。
睡眠と生産性の関係については、米マサチューセッツ州のウィリアムズ大学が、「週に1時間余分に眠ると賃金が最高4.9%アップする」という調査結果を発表しました。経験上の理論だけではなく睡眠が生産性と結びついており、結果的に賃金アップにつながることが分かったのです。
また、ハフィントンポスト創設者のアリアナ・ハフィントン氏は、ビジネスにおいて睡眠の重要性を訴えています。他にも、アマゾンのCEOジェフ・ベゾスやマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏、テスラモーターズCEOのイーロン・マスク氏など、名だたるCEOが8時間ほどの長時間睡眠を取っていることを明かしてしています。
しかし、長時間睡眠であっても、質の悪い睡眠では寝不足と同じ状態になってしまうため、睡眠の質も重要となってきます。
質の良い睡眠とは
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、2つの睡眠が一定単位で交互に繰り返して一夜の睡眠を構成しています。レム睡眠とは眼球がキョロキョロと動く急速眼球運動を伴う睡眠のことであり、夢を見ていることが多い眠りです。一方ノンレム睡眠とはレム睡眠と比べて深い眠りに就いています。
レム睡眠、ノンレム睡眠ともに必要な睡眠状態ですが、「質のいい睡眠」とは深いノンレム睡眠の時間を十分に確保している状態を指します。反対に、年齢やストレス・文化的な習慣・生活習慣など、さまざまな要因により睡眠が分断される、あるいは深いノンレム睡眠の時間が短い場合は、睡眠時間は長くても睡眠の質が良くない状態となります。
睡眠は心身を健康に保つためには必要不可欠なものです。睡眠は生活や仕事の質を向上させるための基本的な役割を担っており、「パフォーマンスを上げる」「クリエイティブな発想をしていく」、あるいは「難しい判断を的確に素早く行う」には、睡眠時間が十分で、かつその質が良いものであることが重要です。
睡眠の質を上げる方法
質の良い睡眠を取るために、以下の4つの睡眠方法を紹介します。
・毎日同じ時刻に起床する
毎日起床と就寝をする時間を決め、睡眠サイクルを一定にします。無理に眠ろうとすると逆効果なので、就寝時間はおおよその目安とし、逆に起床時間を常に同じ時間にすれば、睡眠サイクルが安定しやすくなります。
・朝日を浴びる
目が覚めたら朝日を浴びるようにしましょう。日当たりが悪い部屋でも通勤時に少しでも日に当たることで体内時計がリセットされます。それが習慣になると、夜に「体が寝る時間だ」と認識しやすくなります。
・朝食を食べる
朝食を取ることは、栄養面だけではなく、睡眠にも影響します。今まで休息状態だった体が、朝ご飯を食べることによって栄養が補給されて脳が活性化します。それにより体内リズムが整えられるため、疲れているのになかなか寝付けないなど悩みを減らすことができます。
・刺激物を避ける
カフェインを含む飲料などは就寝4時間前までとし、寝る前に刺激物の摂取を避けます。また、パソコンやスマートフォンが発しているブルーライトは目を覚醒させてしまうため、寝る30分前からは画面を見ないようにしましょう。
まとめ
睡眠をしっかり取ることは、疲労を解消するだけでなく翌日のパフォーマンスや発想力、判断力の向上につながる「未来への投資」でもあります。紹介した睡眠の質を上げる方法は誰もがいつでもできる方法であり、意識さえしていれば難しいものではありません。生産性向上のためにも習慣づけることが大切です。パフォーマンスや発想力、判断力の向上につながる「未来への投資」でもあります。紹介した睡眠の質を上げる方法は誰もがいつでもできる方法であり、意識さえしていれば難しいものではありません。生産性向上のためにも習慣づけることが大切です。(提供:プレミアサロン)
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Source: 株式投資