イーサリアム(ETH)は上昇トレンド復活?考えられる多くの要因とは
イーサリアム(ETH)は上昇トレンド復活?考えられる多くの要因とは
どうも墨汁(@bokujyuumai)です。
イーサリアムは1万ETHの売りからビットコイン建てで最低価格となる0.052BTCを記録した後綺麗に反発し久々の上昇トレンドを形成しています。前回の記事で書いたファンダメンタルで見た場合の上昇サインとイーサリアムASICなどの多くの要因が考えられます。
関連記事: イーサリアム(ETH)に上昇の兆しか?!ファンダメンタル分析
仮想通貨全体から見る資金の動き
時価総額全体を確認するとビットコインの上昇に伴い、2,500億ドルを推移していたのに対し、現在は3,271億ドルと大幅な回復を見せています。
時価総額のチャートから見ると大底に現れやすいカップウィズハンドルのようにも見え、法人の3月決算なども考慮するとファンダメンタル面では資金の流れやすい傾向にあると考えられます。また再度ビットコイン価格が仮想通貨全体の下落傾向を脱却するために必須であることが伺えます。
ビットコインドミナンスの低下
ビットコインドミナンスは最高値だった45.48%から約3%下落し、マイナーアルトコインは軒並み好調で、過去最高地の約25%まで後2%まで迫っています。イーサリアムは約16%と戻しており、このことからビットコインの価格の安定からか、70万円前後でビットコインを購入し、アルトコインに資金が流れていることがわかります。
イーサリアムドミナンスの2017年と比較すると4月前後に一度上げ、下落した後、ビットコインドミナンスまで後7%まで迫った7月14日と同様の推移を期待できるでしょう。
イーサリアムはハッシュレートの大幅な上昇と発行速度の速さから底値の切り上げとともに2018年にはビットコインドミナンスへの再度挑戦という形になると考えられます。
マイニング収益の回復
イーサリアム価格の回復とと連動し、底値のサインとなったイーサリアムのマイニング収益は緩やかな回復を見せており、国内での収益もプラスに戻り校長となっています。2017年の収益性向上と下落と比較すると中期的なソーサーボトムに対し、2018年の下落の速さを考慮した場合Casper移行前の買いがあるとすれば1-2ヶ月ほどと推測されます。
テクニカル分析
イーサリアムの最高価格を記録した今年初めから大幅な下落トレンドを形成していたイーサリアムはファンダメンタルのサインから下落トレンドをブレイクし、約3ヶ月ぶりに上昇を開始。
レジスタンスラインはハッシュレートの上昇によるマイニング収益の底値切り上げラインを筆頭に反発し、2017年と2018年の最高価格切り下げから0.1BTCを目指していく形が見えます。
中期分析
日足を確認すると直近の下落トレンドをブレイクし約3ヶ月ぶりの上昇となります。ですが200日線付近のレジスタンスラインと下落トレンドラインが存在し、買いサポートが弱い場合はこのレジスタンスで反発して下落する傾向にあるため0.07BTCが中期的売りポイントとなるでしょう。ここを超えるには仮想通貨全体のフィアットに抜けていた資金の流入が大きな条件となります
短期分析
短期的には前回のマイニング収益の底からの反発と同様にレジスタンス寄りのフラッグを形成しており、バンドウォークの強い買いサポートを記録しています。
実際にPoloniexでは気配値付近に合計1,000ETHを超える買いが現れ、出来高を見てわかるように大きな買い支えが行われています。これらのこととマイニング収益やBitmainのAntminer E3などを考慮して買い目線となるでしょう。
結論と考察
イーサリアムの底のサインからビットコインが短期間で大幅な高騰を記録しましたが、イーサリアムのBTC建てはマイニングの収益問題の件から強く反発をみせました。マイナーアルトコインへの資金の流れが気になるものの、Proof of Workの経済圏と価格裏付けのないデリバティブによる価格コントロールの影響を受けないイーサリアムの今回の上昇は良い例となりました。
2018年にはメトロポリタンのPt.2となるコンスタンティノープルでCasperがテスト実装される予定であるため、とても期待しています。
Source: CoinChoice
Source: 株式投資