【羊飼いのFX突撃取材】現在はリスクオフになりづらくなっているようだ

【羊飼いのFX突撃取材】現在はリスクオフになりづらくなっているようだ

2018年4月17日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在の米ドル/円は、揉み合いつつも、少しずつ下値が堅くなってきているようだ。本日17日(火)と明日18日(水)の2日間、日米首脳会談が行われるため、その円高プレッシャーで、目先は売りが強くなりそうだ。しかし、予想していた程の円高プレッシャーがなく、108円を超えた場合には、上に跳ね上がるのではないかと思っている。シリア問題でさほど下がらなかったことから、現在はリスクオフになりづらくなっているようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今月4月に入って新年度が始まり、時期的にそろそろ、生保などの本邦機関投資家のアロケーション方針が決まる頃で、米ドル/円のリーブオーダーを置き始める時期となってきた。前年度に104円台、105円台で、やられているため、106円台でもオーダーを置いてくるとみており、加えて、本邦輸入企業の買いも入るだろう。

先週13日(金)の高値となった107.80円レベルは重く、その手前の107.20円には15億ドルほどのオプションがあるため、その上は売りが出ているものの、下は買い戻されている。そんな中、今週の米ドル/円予想レンジは、106.20~109.00円。戦略としては、押し目買いのポジションを作っておき、107.80~108円付近で利食えるようにしたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

Source: ZUU online


Source: 株式投資