【羊飼いのFX突撃取材】上方向への動きを窺いつつ、次の材料を探す展開となるだろう

【羊飼いのFX突撃取材】上方向への動きを窺いつつ、次の材料を探す展開となるだろう

2018年4月19日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

マーケットが注目していた日米首脳会談が終わり、本日19日(木)の朝、共同記者会見が行われた。

トランプ米大統領からは、「日米間には巨額の貿易赤字がある」、「TPPの復帰は臨んでいない」、「二国間の協定が望ましい」といった、気になる発言はあったものの、それ以上の具体的な強硬策などの明言はなかった。以降、株価は上昇し、円は売られていることから、マーケットは、日米の首脳会談をなんとか無難に乗り切ったと捉えている印象だ。

トランプ米大統領が保護主義的な動きを強めると、株安・円高の動きとなるため、そのリスクが意識されていたものの、裏返しの動きとなった。これで、ひとまず円高圧力が後退したことはいえるが、次のテーマはすぐには見つからない。円高が進みにくくなったことは間違いなさそうだが、円安が進みやすくなったかについては、まだ不透明な状況だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の日足チャートをみると、まず107.70~107.90円にあるレジスタンスを突破できるかどうかが焦点。しかし、こちらは、かなり強固なレジスタンスとなっている。一方で日足の一目均衡表の雲の下限である106.90円付近、あるいは20日移動平均線が示す106.60~106.70円、この辺りはしっかりとしたサポートになりそう。上方向への動きを窺いつつ、次の材料を探す展開となるだろう。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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