【羊飼いのFX突撃取材】ドルの再評価といったところだろう
【羊飼いのFX突撃取材】ドルの再評価といったところだろう
2018年4月24日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
ドル買いの流れが強まってきた。ドルインデックスの動きをみると、明確な底打ちを形成しており、また、カレンシーオーバーレイなどでも、ドル買い方向にヘッジが入ってきている。今週は、26日(木)のECB政策金利と声明発表などが注目となるが、内容次第でユーロが戻るとしても限定的だろう。
その他、豪ドル/米ドルも下方向に向かっており、特にNZランド/ドルは明確なダウントレンドを示している。テクニカル上、多くの通貨に対してドルが買われている状況だ。また、ユーロ/米ドルに関しては、1.15ドル方向への調整があるとみている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円の予想は難しいところだが、上方向への準備が出来ておらず、マーケットがショートになっている。貿易摩擦で、多くのアナリストが100円方向への下落を予想していたものの、想定外の上昇があるかも知れない。基本は、ユーロ/米ドルの下落を受けて、米ドル/円も110円、もしくは、もう少し上に行く可能性があるだろう。
現在、米国のファンダメンタルは良好。貿易摩擦は気がかりではありつつも、トランプ政権はポーズが多く、実際の交渉になると、さほど難題を要求するわけでもない。そのため、ドルのリバウンドが見られるのではないだろうか。ドルの再評価といったところだろう。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資