【羊飼いのFX突撃取材】米長期金利の動向をみつつ、今後のトレンドを見極めていきたい。
【羊飼いのFX突撃取材】米長期金利の動向をみつつ、今後のトレンドを見極めていきたい。
2018年4月25日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
しばらくの間、米中の通商政策を背景とした下値攻めが続いていた。しかし、貿易戦争に新たな展開はなくなり、材料を欠く中、シリアや日米首脳会談というリスクイベントをこなしたことで、マーケットの注目が、現在、米ファンダメンタルへ回帰している状況だ。米ドル/円のショートポジションのロスカットなども巻き込んで、結果的に、109円台の水準まで上昇している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
溜まっていた米ドル/円のショートポジションが一巡したため、ここからどちらに動くかが焦点。このまま上昇するという見方もできるものの、トランプ政権がドル高に嫌悪感を抱いていることは明らかであるため、上昇局面があれば、やはり口先介入が考えられる。一方、米中通商政策がくすぶり始めれば、再び下値トライとなるだろう。
しかしながら、現在上昇中の米長期金利がしっかり3%を超えてきた場合には、どれだけトランプ政権が圧力をかけても無効なため、その場合のドルの上昇は不可避だろう。米長期金利に関してベンチマークとなるのが、あさって27日(金)の米GDP速報値。これらの数字や米長期金利の動向をみつつ、今後のトレンドを見極めていきたい。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資