【羊飼いのFX突撃取材】FOMC声明文の内容によっては大きく振れることも考えられる

【羊飼いのFX突撃取材】FOMC声明文の内容によっては大きく振れることも考えられる

2018年5月2日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

南北の首脳会談を終え、目先のリスクイベントを無難にこなし、米ドル/円に関しては堅調な展開が続いている。110円台も視野に入ってきており、短期的なターゲットとしては200日移動平均が差し掛かる110.22円付近、こちらを意識して取引をしている。そんな中、日本時間の3日(木)早朝にFOMCを控えているため、そちらに向けてしっかり準備していきたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今回のFOMCに関しては政策変更の予定はなく、6月の利上げも織り込んでいる。よって焦点は、声明文の内容と利上げペースが年3回なのか4回なのかについてだ。今のところ判断が難しく、声明文の内容によっては、大きく振れることも考えられる。CMEのFedWatchをみると、年内の利上げが3回と4回で拮抗している。ただ、これまでのマーケットを考えると、年3回の利上げを見込んでここまで来たが、米国のファンダメンタルが良好なため、年4回の利上げとなると、かなり急激な上昇となる。しかし現在の勢いを考えると、声明文にタカ派の文言が追加されて、年4回の利上げが意識される可能性の方が優勢だとみている。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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