【羊飼いのFX突撃取材】ユーロ/米ドルとユーロ/円は、一旦戻りを待ちたい

【羊飼いのFX突撃取材】ユーロ/米ドルとユーロ/円は、一旦戻りを待ちたい

2018年5月9日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

このところ話題となっている武田薬品工業の買収だが、キャッシュ部分の3兆円はやはり英ポンドではなく米ドルで調達されることが分かった。また、繋ぎの短期融資であるブリッジローン契約を結んだことも分かり、すぐに外貨買いが出る可能性は低く、短期的な為替へのインパクトはないと見てる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日9日(水)、リクルートホールディングスは、オンライン求人サービス大手企業の米グラスドアを12億ドルの現預金で買収することを発表した。この報道を受け、米ドル/円は109円付近から109.64円付近まで急上昇。ただし、110円台は本邦輸出企業による売り注文が並んでいるため、上値は重い。

ユーロ/米ドル、ユーロ/円は、しばらく下落相場が続いている。戻りなく下落していたユーロ/円は、一旦反発する可能性があり、ユーロ/米ドルも持ち上げられる局面がありそうだ。ユーロの下落トレンドは変わらないが、戻りなく下落してきたユーロ/米ドルとユーロ/円は、一旦戻りを待ちたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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