【羊飼いのFX突撃取材】リスク要因となるダウンサイドへの警戒を忘れずにいたい
【羊飼いのFX突撃取材】リスク要因となるダウンサイドへの警戒を忘れずにいたい
2018年3月14日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日13日(火)の日本時間、米ドル/円は107円台に乗せるなど上昇局面にあった。しかし、NY時間に入ると、トランプ米大統領がティラーソン米国務長官を更迭したことで勢いを失い、その後106円ミドルまで下落している。盤石だった安倍政権だが、ここのところの森友問題で揺らいでおり、日米の政治リスクに警戒しながらのトレードが強いられる状況だ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
森友問題に関しては、マーケットでは材料視しないという声も多いが、実際に「安倍下ろし」までいけば海外勢も反応せざるを得なくなるだろう。
トランプ政権から有能な人物が消えていることに対し、トランプ米大統領は理想のチームに近づいたといった発言をしている。しかし、考え方の近い人が残っているだけに、通商政策が今後より強気になりそうなため、米ドル/円にとっては、ネガティブ材料となる。日米の政治材料は突発的に入ってくるため対応が難しいが、リスク要因となるダウンサイドへの警戒を忘れずにいたい。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資