今こそ試される保険選びの眼力/故郷活性化めざす老舗酒造の挑戦「お金のなる気分」3/15放送
今こそ試される保険選びの眼力/故郷活性化めざす老舗酒造の挑戦「お金のなる気分」3/15放送
本日夜午後11時半からBSジャパンで放送予定の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」(高橋真麻出演)からお届け。
日本に「保険」という考え方を持ち込んだ人物が誰なのかご存じだろうか? CMやドラマの影響で坂本龍馬と勘違いされがちだが、慶應義塾大学の創始者である故・福澤諭吉だそうだ。
1867(慶応3)年、福澤諭吉は自身の渡米経験をもとにつづった著書『西洋旅案内』の中で「災難請負の事 イシュアランス(=保険)」と題し、保険について本格的に紹介している。その後1881(明治14)年には福沢の門下生であった阿部泰蔵によって、日本最初の近代的生命保険会社である「安田生命(現・明治安田生命)」が設立されている。
時代はまさに幕末。身分制度が根強く残されたこの当時に、互助思想である保険を紹介した福澤諭吉の考えはまさに日本の“転換期”ともいえただろう。
こんな商品も 女性限定、がん保険、介護保険
今年4月から新規契約者を対象に生命保険料が変わるという。寿命が延びたことなどから、生命保険会社が保険料を見直すからだ。保障が一生涯続く「終身型」は保険料が高くなり、逆に短い期間を補う「定期型(掛け捨て)」は安くなる傾向だと、フィナンシャルプランナーの國松典子さんはいう。
ニーズに合わせて新しくなる保険商品。國松さんは「ボーナス型医療保険」から女性限定の保険を紹介。乳がんなど女性特有の病気はもちろん、一般的なケガや入院も対象となるが、最大の特徴は掛け捨てでありながらボーナスが受け取れること。MC高橋真麻さんの場合で試算したところ、保険料の支払いは毎月8,457円×3年間で30万円くらいだが、3年目にボーナスとして15万円も戻ってくるという試算も紹介した。
続いて最新の「がん保険」を紹介。紹介された商品の特徴は、先進医療や自由診療が保障される“治療費ゼロ円のがん保険”であること。最後に紹介されたのが「介護保険」。一時金タイプと年金タイプがあり、それぞれ保険金の受取タイミングが1度または毎年1回と異なるという。
人生100年時代と言われるが、自分のニーズに合った保険選びの眼力が試される時代なのかもしれない。
酒造りで世界とつながり、世代をつなぐ
番組後半のゲストは、佐渡で126年続く老舗・尾畑酒造の五代目蔵元、尾畑留美子さん。大吟醸は、国内外のコンクールで金賞を受賞。世界にも多くのファンがいるという。
もともとは映画の配給会社で働き、ハリウッド映画「氷の微笑」や「レオン」などの宣伝を手がけるなど活躍していた。ある日、父親の入院をきっかけに佐渡にUターンすることに。29歳の時だったという。
自分の蔵の酒を海外へ輸出しようとしたが最初は思うように進まなかったが、それが逆にやる気に火をつけた。慣れない英語でのやりとりに四苦八苦しながら、粘り強く努力を重ねた。少しずつ輸出先が増え、国内外の品評会に出品できるようになった。その過程で尾畑さんは自前の商品であるお酒だけでなく、地元の魅力についても紹介することが増え、佐渡が唯一無二の存在であることに気づいた。
将来の理想として「世代をつなぐ酒造りをしたい」という尾畑さん。“理想のお酒を飲むシーン”として、「(自分の酒蔵の酒に限らず)都会の若い女性と、田舎のお爺ちゃんがこう一緒にお酒を酌み交わして、これうまいねと言ってぐびぐび飲んでいただく(シーン)」を挙げた。そんな光景があちこちで生まれれば、世代の違いを理由に生まれている様々な問題もきっと少なくなっていくことだろう。(ZUU online編集部)
放送終了後、テレビ東京ビジネスオンデマンドでも視聴できます。
『お金のなる気分~欲張り女子のケーザイ学~』
放送時間:BSジャパンにて 毎週木曜 夜11時30分~深夜0時00分
出演:高橋真麻ほか
番組HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
Source: 株式投資