【羊飼いのFX突撃取材】今週は米ドルの崩落が始まるかどうかが焦点

【羊飼いのFX突撃取材】今週は米ドルの崩落が始まるかどうかが焦点

2018年3月20日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は、基本的に米ドルの下落リスクが高いと考えている。

まず米ドル/円は、テクニカル的にダウントレンドに入っていることは間違いない。108円は遠く、上値が徐々に下がってきている。

そして、季節的に本邦輸出企業が4月からの社内レートを決める時期でもあり、米ドル/円の106~107円は、下落に対するヘッジの売りも出やすい。

また、機関投資家による新規のアロケーション(資産配分計画)が4月半ばから5月初旬にならないと決定しないという点でも、今から積極的に米ドルが買われるというのも想像しづらい。

さらに、ファンダメンタルズでも、米中貿易摩擦が米ドルの上値を重くしている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は、米ドルの崩落が始まるかどうかが焦点となり、米ドル/円は、104.30~107.50円のレンジを予想している。

3月2日(金)の安値105.24円を割り込めば、一気に下落が加速する可能性が高く、105円を切ると、輸出企業による狼狽売りも予想される。米ドル/円は売り目線で挑みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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