【羊飼いのFX突撃取材】移動平均線を上抜けられるかが鍵となるだろう
【羊飼いのFX突撃取材】移動平均線を上抜けられるかが鍵となるだろう
2018年3月28日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日27日(火)、佐川前国税庁長官の証人喚問があったが、鉄壁のガードで対応し無難にこなしたことでリスクはやや改善。ただ、マーケットのテーマ自体は、米中貿易戦争であり、引き続き米トランプ政権に振り回される状況は変わらないだろう。
また、世界的な株価の下落などのリスク要因にも、警戒が必要。米ドル/円に関していえば、実需勢のドル買いと短期勢のドル売りの構図がイメージ出来ている。どちらが優位かということは不明だが、短期筋に関しては、現在の米通商政策を口実として下値攻めをしてくることが考えられる。
現在の為替相場の戦略やスタンス
週末にかけて、海外では4月1日(日)からイースター休暇があるため、こういうときは市場のリクイディティ(流動性)が極端に薄くなる。短期勢が仕掛けやすい局面ともなるため、こちらも十分な警戒が必要だろう。
米ドル/円のポイントとなるレベルに関して。まずサポートラインは、今週の週初26日(月)に付けた、104.60円がターゲット。抜ければ104円が視野に。上値に関しては、21日移動平均線に差し掛かる106円ちょうど付近。21日移動平均線は終値べースでしっかり上抜けてこないとロング派にとっては苦しい展開が続いてしまうとみている。この移動平均線を上抜けられるかが鍵となるだろう。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資