【羊飼いのFX突撃取材】買い場を探すのではなく慎重に売りから入っていきたい

【羊飼いのFX突撃取材】買い場を探すのではなく慎重に売りから入っていきたい

2018年4月3日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週は、イースター休暇に入る前日の29日(木)に、大量のショートカバーが出たことで、米ドル/円は107.01円付近の高値をつけた。

同タイミングで北朝鮮の非核化の報道がでたことや、米中貿易摩擦の緩和などで、ドルショートの損切りを呼び起こしたことも、上昇を後押しした。ただ、北朝鮮問題に関しては、米朝間で、米国が北朝鮮の意見に合わせて歩み寄ることで友好な関係が築けるような流れとなっており、北朝鮮主導のペースを要求されている。

そのため、トランプ米大統領は、たとえば核開発の凍結ぐらいでは納得しないであろうことから、来月5月の米朝会談は難航が予想される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジとしては、まずは104.50円は堅そうなため、下は104.50円。上は昨日2日(月)時点では107.50円を想定していたものの、そこまでは上がらなそうなため107.30円。しかしこちらを想定しつつも、107円台はなさそうな気配だ。

戦略としては戻り売りでダウンサイドリスクに警戒しつつ、予想下値を割っていったら、買い場を探すのではなく、慎重に売りから入っていきたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。


Source: 株式投資
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