【羊飼いのFX突撃取材】株価の乱高下に要注意
【羊飼いのFX突撃取材】株価の乱高下に要注意
2018年4月11日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日10日(火)、中国の習近平国家主席は、世界経済をテーマにしたアジアフォーラムで演説し、米中貿易摩擦に関して中国の市場をさらに開放していくと発言した。これを受け、マーケットはリスクオンとなり株価が上昇したが、為替の反応は薄かった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は107.50円にまとまった売りがあり、106.50円以下には、M&A(企業の合併・買収)絡みの買いがあることから、上下どちらも動きづらい状況となっている。
本日11日(水)は、米国のインフレ系指標、消費者物価指数の発表を控えており、多少の動意を見せる可能性はある。
ただし、今のマーケットは通商問題がメインテーマで、経済指標よりも通商問題に関する報道に大きく反応する。
また、株価のボラティリティが高く、本日11日(水)、明日12日(木)のNY市場は、引き続きNY株の動向に注目したい。13日(金)には、日経のSQ(特別清算指数)を控えているため、株価の乱高下に要注意。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
Source: 株式投資