無人島に何かひとつ持っていくなら?「お金持ち」が選ぶもの

無人島に何かひとつ持っていくなら?「お金持ち」が選ぶもの

無人島にひとつ持っていくとしたらあなたはどう答えるだろうか――。無数の選択肢のなかで、回答者の根本的な価値観を試す問いだ。「愛する人」と答える人もいれば、「現金」と答える人もいる。

だがこの問いにはひとつ皆を納得させられる回答がある。「健康」だ。お金をコントロールして自分の夢や目標を達成したり、資産を築くためにも非常に重要な要素となる。

大富豪は健康?

お金持ち,人的資本
(画像=kudla / Shutterstock.com)

世界に名だたる大富豪も長い下積みがあり、幾重にもおよぶトライ・アンド・エラーの歴史があり、いまの地位を築き上げた。つまり、大富豪になるまでに必要な「時間の担保」となるのが「健康」といえる。長い闘いのなかで精神的に、あるいは肉体的に一時的な病気になることはあれど、復活して今がある人も多い。

株式相場の大暴落があれど、選択したポートフォリオのリターンが低かれど、負けじと闘い続けたから、大富豪になったといえるだろう。これは大富豪というようなスケールの大きな話ばかりではなく、「資産を築く」ということにも共通していえる。

「人的資本」の積み上げを意識する

食生活に気をつけて、運動して、精神的な安寧の時間を可能な限り増やす、これに尽きる。決して秘伝の奥義がある話ではない。ただし、お金を貯めるには、身体的な良好状態を維持すればという話ではない。「健康」の上位概念にあたる「人的資本」の積み上げが資産形成に大きく寄与する。

例えば、収入をあげるために仕事で成果を出すためには、積極的に情報を仕入れ、自分が当事者となって動いくとったアプローチが必要だ。このときの「人脈」「時間」「メンタル(精神的な健康)」等々、さまざまな要素が求められる。(実際、運動などで肉体的に自己管理ができている人は、精神的にも安定している人が多い)

人的資本にはスキルなどの要素も含まれる。たとえば30歳のときに有していたスキルが、40歳になってレベルを上げ、資産づくりに大きく寄与することがある。長期間にわたって築き上げた自己投資の成功例といえるだろう。

健康にこだわるうえで最も重要視すべきもの

そんな、健康にこだわるうえでも最も重要視すべきもの、それは「平常心」だ。短期的なことに心を奪われ過ぎない、それでいて市場や対象物の変化に視野を広げ、臨機応変に対応できること。

「お金を貯める」ことと「健康」。一見するとそれほど親和性のない両者かもしれないが、片方がプラスになるともう片方も伸長する期待感がある。お金を貯めたい人はまず、健康にこだわってみるところから始めてみてはいかがだろうか。

工藤 崇
FP-MYS代表取締役社長CEO。1982年北海道生まれ。相続×Fintechサービス開発中。資格学校勤務後不動産会社、建築会社を経て2005年FP事務所を設立。1年後の2016年7月に法人化。多数の執筆のほか、Fintech関連のセミナー講師実績を有する現役の独立型ファイナンシャルプランナー(FP)として活動中。2017年9月および12月に資金調達完了。本社は東京都港区虎ノ門。


Source: 株式投資
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